来待石の歴史

来待石の歴史

宍道町来待地区には、1400万年前に形成された凝灰質砂岩いわゆる「来待石」と呼ばれる良質の石材が産出され、これが地場産業である国指定の伝統的工芸品、出雲石灯ろうの原材料として、広く知られています。

また、この凝灰質砂岩の層はとても厚く、世界でもまれな埋蔵地帯でもあります。

来待石の歴史

宍道町は文字通り宍道湖に面しており、湖の幸、山の幸など自然の恵みを受け、その中に来待石もあります。歴史的には古墳時代の石棺に使用され中世石塔、石仏、近世釉薬(石州瓦の上薬)、建材、灯ろう、石臼、かまど、棟石、墓石などに使用され身近な所にはいつも来待石がありました。

特に江戸時代、松江藩主は御止石として藩外に持ち出しを禁じたほど重要視致しました。松江城をはじめ城下町の至る所に来待石は使用されています。

来待石の歴史

そして、来待石の実際の採石場跡地に宍道町はモニュメント・ミュージアム来待ストーンを平成8年4月オープンさせました。

来待石の歴史、文化を分かりやすく紹介するミュージアム(博物館)と来待石に彫り物体験の出来る体験工房、ここでは伝統工芸士をはじめ地元の灯ろう職人の実演も見られます。

来待石の歴史

また、陶芸が体験できる夢工房が併設しており、県内最大規模の窯で来待釉薬(来待石を粉にした物)をはじめ様々な釉薬を使用して陶芸体験、絵付体験が出来ます。

また陶芸館インストラクターをはじめ、地元の陶芸家のセンス溢れる陶器を展示販売しています。

来待石による新商品、新素材、新技術の開発など市場の拡大や、また、地場産業の基盤の強化、産業、文化、観光の幅広い分野での振興を目指しております。